北陸街道紀行

 いきさつ
  
富山で「古希祝い同窓会」が行われる事になり、これまで徳川家康が整備した五街道東海道・中山道・・・等)を踏破していましたので、北陸街道
 歩きたいとの想いがあり、参加する事にしました。今回の同窓会を企画してくれたK氏も同様な考えのようでした。@白川郷見物A立山を見てのブラリ歩き  B海岸から立山連峰を見るとの計画が付加され、富山、岐阜、石川、福井の4県を見れる旅となりました。

 北陸街道、所謂、上杉謙信、佐々成政、前田利家、柴田勝家達が活躍した場所です。その場所を見たく、約10日間の旅をしました。
 

2013年5月16日
1日目:白川郷見物

 長崎県の某高校13回生有志による「古希祝い同窓会」を、5/16に富山県砺波市の「砺波ロイヤルホテル」で行うことになり、当日、東京、関西、九州各地より同窓生33名が12:00に「JR高岡駅」に集まりました

 幹事さんが、手配したチャーター観光バスで、@白川郷A村上家B五箇山:相倉合掌部落C木彫りの里:井波へ向け出発しました。その模様は・・・・




 夜の懇親会は、ひさしぶりの再会で、「地区別の出し物」まで出るような盛り上がりでした。 私は2次会までの参加でしたが、(話しによると)3次会まであったようです。


2013年5月17日
2日目:立山室堂見物


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 翌日(5/17)、昨夜の盛り上がりの気分のまま、ガイド嬢の説明も上の空、ワイワイガヤガヤ話しながら、チャーター観光バスで立山の室堂へ向かいました。バスで登る時7-8合目までは、ガスっていて、今日はダメか?と思っていたところ、登りきったら無風で素晴らしい快晴、雪もタップリで神様のご加護を感じた次第です。(13回生の日頃の行いが良かった・・・・?)

 私としては2度目の訪問でしたが、皆、ついていました。約20mの高さはあろうか?と思われる「雪の大谷」、「神々しいまでの雄山」が見れ、 白銀の世界を満喫しました。
その模様は・・・・・



 13時頃、立山:室堂を後にし、「JR富山駅」へ向かいます。同窓会参加者の約半数の方が、室堂観光までが最後で帰られます。「JR富山駅」では、お互いに次回の再会を期して、お別れしました。「元気でね!!」

2013年5月18日
3日目:立山を見てのブラリ歩き

 JR入善駅」から「JR魚津駅」を目指しテクテク歩きの開始です。直ぐに左手の方向に冠雪した立山連峰が現れました。素晴らしいの一言です。田植えが終わったばかりの緑の田んぼの後ろにそびえる姿は神々しいものです。魚津では「ありそドームの展望台」で蜃気楼を臨む事ができました。続いて訪れた、常願寺沿いのウォークでは劔岳(2999m)の姿を見ることができ大いに感動しました。来て良かった!!




2013年5月19日
4日目-1:氷見からの立山連峰を見る

  旅の4日目(5/19)、本日は、海岸から立山連峰を見るというテーマで「氷見番屋外」及び「雨晴海岸」から立山連峰を観察する予定でした。あいにく、曇天、午後から雨というアクシデントに見舞われました。しかしながら、「氷見番屋外市場」の見物とおいしい「海鮮丼」にありつく等、大いに楽しむ事ができました。爺ヤッチャンと私は、しぶとく粘り何とか立山と認識出来る?一コマを撮ることが出来ました。本日で皆様方とはお別れ、明日からはK君と二人で、高岡から福井までの「テクテク歩き」となりました。一寸寂しくなったのが本音でした。



2013年5月19・20日
4日目-2:高岡の町散策

 ホテルの関係から高岡を拠点に(2泊)、北陸街道を動きましたが、2日間、早朝の散歩で高岡見物が出来、高岡の良さが目に染みました。お城を中心に町家、お寺等古さを残していました。地域の保存活動が行き届いていると見えました。不可能ですが永住してみたい土地と私は感じました。




2013年5月20日
5日目:北陸街道歩き1日目:高岡宿から今石動宿16.7kmを歩く


 5月20日、時に高岡を出発、千本格子の家並みがある、金谷町の風情を楽しみ、15時に目的地の「今石動宿(いするぎ)」に到着しました。万歩計は早朝の散歩を含め40、000歩を記録していました。約28km歩いたようです。明日は、木曽義仲が平家を追討した倶利加羅峠越えで津幡宿を目指します。

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2013年5月21日
6日目:北陸街道歩き2日目:今石動宿から津幡宿22kmを歩く

 5月21日、木曽義仲が巴御前と共に戦い平氏に勝利した場所で有名な「倶利加羅峠」を無事に通過し石川県「津幡宿」に入りました。 倶利加羅峠の写真を沢山撮りました。木曽義仲が「火牛の計」により平家を追討した場所をことつぶさに見物する事が出来ました。平泉の「つわものどもが夢の跡・・・・を」彷彿させるような感じでした。









2013年5月22日
7日目:北陸街道歩き3日目津畑宿から金沢宿21km歩く
 
 5月22日、金沢を目指し津幡宿を9時に出発。約30、000歩の旅を満喫しました。1、江戸時代にタイムスリップしたような千本格子の東茶屋街2、活況の近江町市場3、前田利家、お松を祀る尾山神社4、兼六園5、堅牢広大な石垣を有する金沢城跡6、犀川からの大野用水に囲まれた武家屋敷等豪華絢爛な加賀文化を再度見て酔いしれました。前回は観光バスによるスポット観光でした。面で捉えた今回の旅は、まさに歩き旅の醍醐味を味わったと思いました。







2013年5月23日
8日目:北陸街道歩き4日目金沢宿から小松宿25km歩く
 
 5月23日、金沢から小松を目指し、37、000歩、約25kmを歩きました。見所は、「白山」と「手取川」でした。白山は富士山、立山と共に日本の三霊山と呼ばれ2702mで白山市の南側にそびえています。残念ながら、霞が酷くなかなか姿を現さず、小松橋でやっと姿を見ることが出来ました。携帯カメラては撮れていないようです。手取川は一級河川で白山が源流です。上杉謙信が織田軍を撃破した場所で有名です。追撃準備中に謙信が没しました。謙信が生きていたら歴史はどうなっていたでしょう?小松に入り、一向一揆勢により築かれたと言われる小松城を見物し、本日の旅を終えました。






2013年5月24日
日記のタイトル

 5月24日も快晴、本日の計画は、JR小松駅からJR加賀温泉駅まで電車移動、その後、大聖寺宿、細呂木宿を経て金津宿(あわら温泉駅)までの24kmを歩行する計画でしたが、大聖寺宿を過ぎ細呂木宿を目指す際、10kmの方向違い(片道5km)をしていることに気が付き、タクシーを使用して加賀・越前国境を越え、JR細呂木駅まで行く結果となり、そのため、JRあわら温泉駅までは電車利用となりました。ホテル到着までは33,000歩、約23kmを歩行していました。残念なのは、方向違いしたばかりに「御国境名号の碑」「細呂木関所跡の碑」「一里塚跡名号碑」等の旧跡をを見ることが出来なかった事です。







2013年5月25日
日記のタイトル

 5月25日は北陸街道旅の最終日でした。芦原温泉駅前からバスで「東尋坊」へ向います。約25分で到着。朝、早いせいか、観光客の姿がマバラでした。素晴らしい快晴の下、眼前に広がるコバルトブルー色をした日本海が飛びこんで来ました。素晴らしいの一言です。少々高所恐怖症の気があるため恐る恐る断崖の下を覗きます。岩に這いつくばってシャッターを押しました。その後、バスで三国港へ移動し、そこから越前鉄道で福井へ向いました。まずは、北の庄城址・柴田神社の見物です。資料館で説明を受けましたが、お市の方が北の庄城に来て、その後半年で城が陥落したとの話を聞き哀れさを感じました。続いて、結城秀康の居城であった福井城城址を通り抜け、博物館及び養浩館庭園を見物しました。この庭園は数寄屋風建築や回遊式林泉を備える江戸時代中期を代表する名園であるそうです。京都に立ち寄り自宅に23時頃帰りつきました。延べ約10日間に渡る北陸街道の旅を無事に終了出来ました。次回は福井から京都を目指す予定です



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