島原・雲仙紀行アルバム


 長崎県某高校の13回生同窓生の福岡、長崎組の有志で家族ぐるみの「花火鑑賞会を兼ねた同窓会」を島原外港で行う事となりました。
8月25日に長崎県島原市で開催される「島原温泉ガマダス花火大会」がそれである。ガマダスとは(がんばる)という意味の長崎の方言です。長崎出身の「さ
だまさし」
さんのコンサートは「ガマダスコンサート」と言います。

[8月25日の行動]
これに参加するため、久しぶりに観光も兼ね、機動性のある家内の軽自動車を使用し
島原へ向かいました。北九州在住なので、筑豊の飯塚越えで久留米大牟田を通過し、熊本県長洲町の長洲港から対岸の長崎県国見町の多比良港「有明フェリー」で渡りました。
 長崎に所要がありましたので、
389号線経由「雲仙」越えで「千々石」へ下り、「愛野展望台」の所で251号線に乗り、長崎を目指しました。
長崎で用事を済ませ、 再び251号線で今度は島原外港を目指します。「愛野展望台」の所「グリーンロード(広域農道)」を使用し、集合時間にやや
遅れたものの、無事に島原外港へ到着する事が出来ました。道路の整備状況が良く、多比良港下船から島原外港到着まで4時間弱で済みました。
 この後、久しぶりの懇親会、花火鑑賞、その後の二次会、夜遅くまで歓談が続きました。
 
[8月26日の行動]
朝食後、自由解散でしたので、50年ぶりに「島原城」「武家屋敷」をゆっくりと散策し、悪名高い「潮受堤防道路(ギロチン道路)」を通り、鹿島経由で帰路につきました。
 今回の旅は、高速道路を一切使用せず、在来道路オンリーでしたが、各地にバイパス等が整備されており、渋滞もなくのんびりと、車窓からここ30年間
の変わりようを拝見出来、有意義なものとなりました。


8月25日
有明フェリーの模様
 有明フェリーは、熊本県長洲港と長崎県多比良港を結ぶ定期航路。早朝から夜遅くまで便数が多く便利で又、低料金で利用できます。潮風に吹かれ、カモメに声をかけられながらの快適なクルージングは楽しいものです。
 長洲港を出て直ぐ左眼前に「眉山」「普賢岳」が眺望出来、進むにつれこれらが圧倒的な姿で迫って来る景色はすばらしいものです。

 所要時間:45分、料金:
430円、子供220円、軽自動車1960円(人込み)



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8月25日
389号線:車窓からみた雲仙
 多比良港に下船し、まず所要のある長崎を目指します。平地の251号線を往くか?雲仙山越えで千々石へ下りるか? 迷いましたが、観光目的もありましたので、初めてのコースである389号線でまず雲仙を目指しました。左側に「県立百花台公園(サッカー、テニスコート、ソフトボールグランドあり)」を横目に、正面には「鳥甲山(822m)」を見つつ、緑に包まれた399号線を駆け上って往きます。勾配はあるものの、エンジンはすこぶる快調、出会う車は一台もありません。
8合目位の所に温泉街、多比良港への分岐点がありました。ここでは素晴らしい眺望の「九千部岳(1062m)」
写真を撮り、多比良港方面へ戻ります。「吹越トンネル」を通過すると、右側に雲を冠った「国見岳(1347m)」と思しき山塊が見えました。
 この後、道を誤り、道幅が狭く、点灯せよとの標識がある薄暗い「県道210号線」を対向車が来ないように、祈りながら約30分程運転し、「千々石」へ下りることが出来ました。
 由布高原、九重の飯田高原は良く走りますが、緑に囲まれた雲仙までの389号線はすごく素敵なドライブコースである事を初めて悟った次弟です。
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8月25日
ガマダス花火大会
 約60分間、打上げっぱなしの6000発の花火は圧巻の一言でした。連続スターマインの中でも尺玉が上がり、フィナーレは、迫力のある尺五寸玉で締めくくられました。会場内にある無料の足湯も好評、交通規制をし、露天約100軒が並ぶのも華を添えていました。
 折角の花火でしたが、スローシャッターにしすぎで、良い写真が撮れなくて残念でした。もう少しこまめな設定とこまめな撮影をすべきだと反省しています。
 主催者には悪く、少々恥ずかしいですが、ある程度撮れたと思われる写真を掲載してみました。



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8月26日
島原外港の朝(散歩模様)
 昨夜のフィーバーぶりをよそ目に素晴らしい朝が来ました。外港の堤防からのご来光を見るべく散歩を開始いたしました。海側は堤防の真上に、ご来光の気配、山側は船溜りをバックに青々とした「眉山」が見えます。港町独特の風景&雰囲気で、本当に癒されます。
 山側に登り始めて、15分位で「島原総合運動公園」へ着きました。「眉山」の緑をを背景に「ひょうたん池」周りの自然歩道が整備されています。早朝にも拘わらず多数のウオーカーが池周りをウォーキング中でした。
 「ひょうたん池」にカモみたいな見たことがない2種類の鳥がいました。後日、「野鳥の会」への問い合わせで
バリケン」「合鴨」と判明しました。鳥との出会いも、愛鳥者にとっては、旅の楽しさの一つです。
 

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8月26日
島原城の濠・一周散策
 「島原城」を訪れるのは、45年ぶりです。これまでは城内の見学のみでしたので、今回は立派な石垣と濠を一周してじっくり見ることにいたしました。
 かつては、城内であった「島原文化会館」の駐車場を起点に、北側→東側→南側→西側(本丸入口)→北側と時計周りに一周してみました。
 北側はかつての濠に「菖蒲園」が整備されており、6月のシーズンに再度訪づれてみたい気になりました。東側に回りますと、知行高100石とこの地に屋敷を下賜された「佐久間邸跡」があり、当時の生活ぶりを伺う事が
出来ました。又、城郭の上には緑の「眉山」と茶色の「普賢岳」が望まれ、お城の色とのバランスが何とも言えない美しさを醸し出しています。更には、酔妃蓮(スイヒレン)の咲いている「東堀端ハス池」の緑と石垣、お城の白色とのマッチングは最高に美しいものでした。このハス池は南側にも続いていました。
 西側に廻りますと、立派な本丸への入口と「本丸」が望めました。これらの濠と堅固な石垣をみると、難攻不落
の城であったようです。しかも立派に保存されていました。暑い中、一周するのに1時間近くかかったようです。

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8月26日
鉄砲町の武家屋敷
 島原城本丸入口から西側へ上っていきますと、武家屋敷がありました。「鉄砲町」と言われています。昔、鉄砲組の(徒士)住居地帯であったらしいです。造成当時、隣家との間に塀がなく、まるで鉄砲の筒の中を覗くように武家屋敷街が見通せたのでその名がつけられたそうです。
 7つの街筋は碁板の目のようにできており、ここには扶持取り70石以下の徒士屋敷が690戸あったそうです。
町筋の中央に流れる清水は、北西の「熊野神社」を水源とし、飲料水として使われ、水奉行を置き、厳重に管理されてきたようです。
 左写真にある「下の丁の武家屋敷」は、延長406.8m、幅5.6mの街並みで「山本邸」「篠塚邸」「島田邸」が一般に 無料開放されています。


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8月26日
潮受堤防道路
 武家屋敷見学後、帰路に着きました。251号線を海岸沿いに走りました。右側に有明海、多良岳、左側には素晴らしい雲仙の山山、見事な景観です。見ると「瑞穂町」との標識があります。東京に居る「ケンちゃん」の育った町です。いいところだなあ!!と助手席で即電話、悪名高い「潮受堤防道路(吾妻-湯江間):ギロチン道路」を通過中、返電有り。前方に雲が涌く「多良岳」を見つつ楽しい会話が出来ました。
 
   ○距離:8,515 メートル(うち、堤防部分7,050 メートル)
   ○道路幅員:7.75 メートル
   ○歩道幅員:2.00 メートル
   ○接続道路: 国道251号(島原半島側)、国道207号(多良岳側)
  

左写真の説明
 ( 左側:諫早方面、調整池、 右側:有明海、 正面は多良岳)
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